2025年大阪・関西万博で気になっていた「ポルトガルパビリオン」に行ってきました。ポルトガルといえば、大航海時代から日本とつながりのある国。今回のテーマは「海」だそうで、建物も展示もとてもユニークでした。実際に訪れて感じたことを、体験とともにご紹介します。

海のようにゆらめく建築デザインに感動
まず目を引くのが、建物の外観。白くて軽やかで、まるで波がゆらめいているようなデザインです。近づいて見ると、外壁にはロープや漁網のような素材が使われていて、まさに「海の国ポルトガル」の雰囲気。
この建物を設計したのは、日本の建築家・隈研吾さん。軽やかさと自然との共存、そしてサステナビリティ(持続可能性)を意識して作られているそうです。実際に午後に訪れたとき、風に揺れる壁の素材がキラキラと光っていて、とても美しかったです。
リサイクルされたものを使っているらしく、環境にも優しいつくりとのこと。万博をきっかけに、ポルトガルのこうした“未来への取り組み”にも触れられるのはうれしいポイントですね。

展示内容:500年の交流と海への想い
パビリオン内の展示は、大きく2つのエリアに分かれています。
日本とポルトガルの500年
ここでは、ポルトガル人が種子島に鉄砲を伝えたころから始まる、500年にわたる日本との交流の歴史が紹介されています。芸術作品を使った展示は、とても興味深い内容でした。落ち着いた空間で、じっくり見て回ることができます。
持続可能な未来と海
もう一つのエリアでは、海洋国家ポルトガルの取り組みや、気候変動・海の保全について紹介されています。没入型の映像体験があり、大きなスクリーンで海の中を旅しているような気分になれるのは圧巻でした。幅広い世代が楽しめる内容です。
名物スイーツと軽食を楽しみにしていたけれど…
展示を見終わったあと、お楽しみのグルメへ。ポルトガルといえば「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」と「バカリャウ(干しダラ)」ですよね。
パステル・デ・ナタ:売り切れ…
実は午後4時ごろに行ったら、すでに売り切れ…。とても人気があるようで、手に入れるにはもっと早めの時間に行くべきだったようです。ちょっと残念ですが、逆に「またポルトガルに食べに行こう!」と心に誓った瞬間でした。
バカリャウコロッケ:味はまあまあ、お値段が…
もう一つの名物、バカリャウはゲット。(バカリヤウのコロッケでしたけど)ただ、これが冷めていて、期待していたよりも味にパンチがなく少し物足りない印象。しかも一口サイズの小さめのコロッケが3つで1,000円と、かなりお高め。万博価格とはいえ、もう少し温かく提供してくれたらうれしかったですね。(;´д`)トホホ

全体としては見る価値あり!
建築や展示は非常に魅力的で、ポルトガルという国の文化や未来への取り組みがとてもよく伝わってきました。グルメにはちょっとした残念ポイントもありましたが、これもリアルな体験。
「ポルトガルってどんな国だろう?」という方はもちろん、建築や環境問題に興味がある方にもおすすめのパビリオンです。パステル・デ・ナタを狙うなら、早めの時間帯に行くのをお忘れなく!
また、バカリャウはポルトガルに行って食べてほしいです。是非!
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